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WCPロシア 個とチーム力 [スポーツ]

さて決勝Tの1回戦でまたまた好カード。ウルグアイvsポルトガル
堅守のウルグアイをどうやってポルトガルがこじ開けるかというのが見ものだったのだが、
試合開始から意外にもウルグアイが高い位置からプレスしたり縦へのロングで
攻めを見せる。前半最初はウルグアイのパス回しが続く。

しかしやはり得点を取ったのは、流れからではなく個の凄さから。
サイドへの縦で走ったPA近くまで突進したカヴァエラから逆サイドへのスアレスへ
見事なロングパス。で受けたスアレスからゴール前に切れ込んだカヴァーニへ
サイドtoサイドの1-2リターンクロス。これをカヴァエラが頭で見事に合わせて
ウルグアイ先制!!!

何だこの2人は、翼くんと岬くんかよ。狭いところでの1-2ならともかく、
サイドtoサイドでの1-2からそのまま叩き込むなんて。本当に2人だけで点を取ってみせた。
しかし、このスアレスも衰えない選手だ。前回?噛み付きスアレスで話題になってしまった
けど、フォルランとの2トップは世界最高の2トップと言われていたんだよな。

今回はカヴァーニとの超強力2トップ。しかも小さい割にまあ強い。とにかくボールを
取られない凄い強さとテクニック、そして代表で50点も取っているという嗅覚。
こんなレベルを4年も保っているなんて。

ウルグアイが前半7分に先制するという、全く予想していなかった展開。
もしかしたら、前半に攻めてポルトガルの守備が固まらないうちに先制点を取ると
いうゲームプランを考えていたのかもしれない。
そう思わせるほど、試合開始から妙に積極的だった。
守って守って一気にカウンターなんてのが、ウルグアイのイメージだったけど。
さて先制されてしまってはポルトガルも積極的に攻めなきゃいけない。
しかし、メッシと同じくCロナウドもマークが厳しくてなかなかPA内で
持たせてもらえない。

サイドからクロスを上げても、そこは伝統的にCBが強いウルグアイ。
なかなかゴールへボールは飛ばない。
残るはサイドの深い位置からのマイナスでのセンタリングだが、これもなかなか
思い通りにはさせてくれない。
ロナウドのシュートもがっちりコース挟まれてGKの真正面。

1-0で前半終了。
やはり先制したウルグアイは厄介な相手。ポルトガルには厳しいかな。
とか思っていたが、後半の10分にコーナーに後ろから飛び込んだDFが頭合わせて
同点ゴールがつきささる。

また良い時間に得点してくるよ。これで息を吹き替えしたポルトガルだったが
ウルグアイはその7分後に、またしてもカヴァーニが一瞬のスキをついてゴール。
これで再びウルグアイがリード。
ポルトガルは追いかけるばかりでかなりメンタル的にも辛い状態。
何度も何度もサイドからのクロスを狙ってくるが、まあことごとくウルグアイに
跳ね返される。本当に何度クロスを狙ったボールがDFに当たって跳ね返された
ことやら。これもDFとしてのテクニックの一つだよな。

さすがのウルグアイ、こうなると何処が相手だろうがとても点を取れるような
感じがしない。本当に相手の動きを見透かしているような動き出しの早さ、
空中戦の強さ。
ポルトガルとしては、Cロナウドの縦突破でのPK狙い位しか手がなくなってくる。
それを見越して、サイドを開けてもCロナウドには中央で持たせない。
でしっかり前にはスアレスが残って、カウンターの恐怖を植え付けておく。
もうチームとして何をすべきかが完全に一致している。
結局、個で始まったこの試合はウルグアイのチーム力で締める結果となった。
Cロナウドの個を発揮するチャンスを与えなかったウルグアイの勝利。

しかし、フランスvsアルゼンチンの試合でも感じたが、やっぱり決勝Tになると
本当に一つ一つのボールの奪い合いの迫力が違う。
まさしくレベルが1つも2つも上がった試合になる。
これが本当の戦いであり、果たし合い。
この決勝Tに日本が進んだのは、本当に嬉しい。
解説のM宮澤さんが発した、「決勝Tに行かなきゃダメだよね」という言葉は
本当にそのとおり。真のトップレベルの試合に日本がどこまで付いていけるのか。
いくら予選で強豪を倒した大金星と言っても、この決勝Tを見ればいかに
トップチームが心技体を決勝Tに合わせてきたのかが一目瞭然。
ベルギーと当たる日本にはぜひ、当たって砕け散って、それでも爪痕は残してほしい。

さてまたも注目の1戦。開催国ロシアとスペイン戦が始まる。







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