この1,2週間 part10 Planned Happenstance

2016/05/27　金曜日

さて勉強会も終了。
最後にAさんに一言だけご挨拶しようとロビーで待ってみる。

やっと名刺交換とか終えたようで、スーツケース持って1人で歩いている
タイミングを発見。

「今日はありがとうございました」と声かけてみると、
「XX君、この後時間あるの？　ちょっと食事でもしませんか？」という
何とも信じられないような言葉が。。。

えっ？何で？いいんですか？と声に出そうになったけど、ここは四の五の言わずに「はい！」
ってことで、AさんFさんと3人で会場を後に。

一体なにがどうなってこういう状況になったのか、ちょっと信じられないようなビックリ状態。
Aさんは明日、明後日の産業カウンセラー全国大会出席のため、近くに泊まるらしい。
3人で駅近くのカフェへ入ることに。

座ってちょっと落ち着いた。なんだか憧れのスターと一緒になったような変な高揚感。
Aさんからいろいろ聞いてくれて、退職に至る経緯とカウンセラーを取得した話をする。
で、今年12月までの各種資格取得とかのスケジュール見てもらったり、今度自分の
キャリアコンサルタントして下さいと頼んでみたり。

その中で、「今うちの事務所で事務員の人募集しようかと思っているんだよね」って話が
出てきた。事務作業だから、カウンセラーのキャリアとは関係ないけど。

けど今までのIT業界からいきなり業界チェンジするのだから、事務員として内側から
この業界を見ることができて、しかも協会にネットワーク作れるならいいかも。

小一時間程カフェで話をして、Fさんと別れてAさんと2人でJRへ。
Aさん降りるまで20分弱、いろいろ業界の話を聞かせてもらった。




Aさんが降りた後は、なんだか緊張感、高揚感が一気に抜けてちょっと腑抜けに。
いやーまさかこんな展開になるとは。

なんだかすげー嬉しくて、家の近くのコンビニでBEER1本だけ買って帰宅。
BEER開けて祝勝会！　嫁さんに事務員の話をしてみる。
嫁さんからも、いきなり知らない世界に飛び込むよりも内側の事務とか見るのも
勉強になるし、何しろカウンセラー、キャリコンの仕事を間近で見て勉強できるから
いいんじゃない。と言われて余計になっとく。

あの場で即答できなかったけど、いろんな条件から見て、就活がかなり困難なのは
間違いないし、事務員とはいえ業界に入れることは有益だよな。

キャリアの勉強していた頃に、結構頭に残った単語があった。
それが「Planned Happenstance 」直訳すれば「計画された偶発」

クランボルツという方の言葉で、実は人のキャリアにおいては偶然の出来事で
キャリアが進んでいくことが、計画通りに進むことよりも多いという理論。
手頃な言葉で言えば、人の縁ってこと。

そうだよな。だってこの勉強会にしても、それまで毎月送られてくる会報誌なんて
読みもせずに放置していたのに、丁度退職を考えていた時期だったけど、
偶然見た会報誌の中で、この勉強会を見つけてAさんの名前も見つけたんだ。

今日だって、終わった後でわざわざ誘ってくれたのも、多分あのPCトラブルの対応を
したことも大きかったと思う。もしかしたらその御礼もこめて誘ってくれたのかもしれない。

もしあそこでPCのハングアップが起きなかったら、多分Aさんに近づくチャンスなかったし、
それこそ偶然その場に居合わせたことがトリガーだからな。

もし時間ギリギリに会場着いていたら、もし喫煙コーナーなんかに行っていたら、
あのトラブルの場面には遭遇しなかった。

これって凄いことなのかも、正しく 「Planned Happenstance 」
この降りてきた偶然を活かさない手はないかな。
別に事務員という職自体に何の抵抗があるわけでもない、お給料貰える
仕事があるだけでも良しとしなきゃ。（しなきゃ思考はダメだけどね）

ちょっと真剣に詳しく聞いてみよう。