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WCUPロシア 善戦じゃない死闘だ [スポーツ]

天晴日本!

運命のベルギー戦。立ち上がり15分、見違えるようなチームだった。
しっかり前からプレス、回して攻める、中央突破、スルー、クロスと多彩な攻め。
ここまでは6:4で向かっていく気持ちがベルギーを勝っていた

格上の相手に守っていては勝てない、その覚悟を感じられる出足の15分。
ここまでベルギーにまともなチャンスを与えす、しかもFK,CKも1本も与えない
完璧とも言える立ち上がりだった。

徐々にベルギーも攻めを見せ始める。20-30分の間は少し防戦一方に
なったけど、とにかくPA近くでは前を向かせない。
しかし、ベルギーのルカクはちょっと規格外。
フランスのムバペを縦横に伸ばしたような体格でデカイ、強い。
瞬発力は無いけどパワーがスゴイ。
けど何度もDFがシュートをブロックしてゴールへシュートさせない。

30分超えると、日本も落ち着いてボール回しができるようになって、少し小康状態に。
ここまで支配率は3:7位にまでなってしまったが、ベルギーに決定的な仕事をさせずに
想像以上に日本のゲームプランに近い事ができている。
この状態をキープして、前半戦は見事に0-0で終了。

後半戦の開始。
ここも前半と同じ様に早目のプレスで中盤でのパスカット、パスミスを誘発させる
ことができている。
攻めの気持ちも前半と同じだ。後半3分、前線サイドへのパスに追いついた原口が
そのままゴール隅にミドルシュートを決めてみせる。
守備が崩れずに攻める気持ちを持ち続けた日本についに先取点が入る。
こうなるとベルギーはリスク承知で攻めなければいけなくなる。

しかしそのベルギーから後半7分、中央に切れ込んだ乾がPA近くからロングシュート。
これもゴール隅に決めるファインゴールとなって、まさかまさかの2点目。
後半開始早々に、ベルギー相手に2点のリード。

さすがにこの乾のシュートが決まった時は鳥肌が立った。
こんな気持ちは、あの日韓WCUPのロシア戦で稲本が先制ゴールを決めた時
以来だろうか体中がゾクゾクした感じ。
FIFAランク3位のベルギーに対して、堂々と向かい合っての2点リード。
これは勝てるかもと思ってしまう。

しかしここからのベルギーはすごかった、2点目取られてからの10分間ほどは、
パスミスも出たり、焦っていいるというか浮足立っているのが見えたが、
そこからしっかり落ち着いて、見ていてもコイツらこの決勝Tの試合中に
まだ上げるギアが残っているのかと思うほどのチームとしての圧力を出し始めた。

全てのパス、スピード、当たりのレベルが上がった。
DFを耐えていたが、以前より押し込まれる深さが深くなってきた。
その中で、強烈なミドルシュートが1本バーに直撃して跳ね返った。
ツキはまだあるのかと思っていたが、ゴール前へのヘディングでの折返しが、
うまい具合にGKを超えてフワリと入ってしまった。
これでさっきのバー直撃のシュートのツキが帳消しになってしまった。2-1の1点差。

けど日本も崩れない、前半からあのプレス、カウンターでかなり消耗しているはずとは思うが、
ギリギリのところで足を出す体を投げ出す、冷静な読みと気迫のプレーでなんとか耐える。
ところがベルギーの選手交代で入ってきた194cmにCKから頭で合わせられて
遂に2-2の同点に。
控え選手の層の厚さ、オプションの多さというところはさすがにトップチーム。
これがトップチームの凄さ、強さなのか。
2-0を圧倒的なリードと考えていた自分の甘さに気がつく。

なんとか延長までいけるかと思った、最後ロスタイムにカウンターで3-2と逆転を
許してしまい、ベスト8の夢は消えた。
それでもプレス、堅いDFを続けた日本は間違いなくトップチームと互角に
戦える力が付いたチームだと思う。

惜しかった、けどこれまでの惜しかったとは違う。
間違いなく実力があった。善戦や惜敗ではない、死闘の末に破れたのだ。
こんな試合ができたのも、グループリーグであれだけ頑張った、ポーランド戦では
パス回しでの時間潰しという戦略に賭けて、その賭けに勝ったからだ。

今回の大会では、初戦コロンビア戦での最初のあの縦突破や、2度も追いついて
みせたセネガル戦、そしてこのベルギー戦と素晴らしい試合を見せてくれた。
王者ベルギーをあと1歩まで間違いなく追い詰めた。
堂々と胸を張って帰って来てほしい。


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