百万分ノ一は百万分ノ一

叶うモノあれば叶わぬモノあり。葬儀場に着いて遺影を見て、これはこの世界での事実だと頭に流れてきた。
納得はしてない。。事実があるだけ。
覆す力量も気力も無い。

焼香のわずか1分余り、実は何を祈っていたのか思い出せない。
目からの映像と思考がまだ戦っていたのかもしれない。

焼香の後、飲食の場に行ったが落ち着かない。早くこの場を出たい。何故か思った。温度差を感じたのかもしれない。

kk,m君と早々に葬儀場を出て蒲田まで移動した。3人で送別会。

こんなにいろんな感情の上下が現れてきた場も久しぶりかも。
このメンツでこの状況という特殊なケースかもしれない。

これほど感情を垂れ流しできたのは、このメンツだからか。
当たり前かもしれないが、いろんな話題に脱線しても、最後は彼の死に流れ着く。
この温度を共有できる2人と彼に感謝。
様々な不条理に怒り。

送別会を終えて帰宅したら、また感情が爆発。
とめどなく涙が溢れる。
こんなに泣けるんだ。自分に驚き。

彼は昨年春の健診でガンが見つかり余命一年と宣告された。
そこから彼は抗癌剤での延命治療をしながら、会社に普段通り出勤していたとのこと。
つい一月前には普段通りの彼とkk君は話している。

わかるはずがない、彼の気持ちなんて。
自分ならと考えたりしたけど意味無い。
何の評価も意見も共感も同感も無い。
彼がいないのだから。

ダメだ。もう堂々巡りになってきた。
多分悶々としてあさまで眠れないとおもうけどここで止める。
ダメだ止まらない。