2016/10/09 見てきたよ きみのなは

2016/10/09 日曜日

本日のメインは、大ヒットの新海誠監督の君の名はの映画鑑賞。
映画は去年、天空の蜂を見て以来。


新海さんの新作ということで、テレビCMの映像見るだけで自然と涙が浮かぶほど
封切り前からかなり期待していたのだが、まさか空前の大ヒット作品になってしまうとは。
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7週連続で首位を獲得した。動員数は約51万3000人で、興行収入は約7億円と
好調を維持。10日までの累計興行収入は145億6000万円を突破している。
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逆にこんなに大ヒットになってしまうと天邪鬼としては行きづらかったのだが、
嫁さんも見たいというので劇場へ。劇場でアニメ見るの何十年ぶり？



結論、面白かった。まさかストーリがこんなアップダウンの大きいものだとは
秒速であの淡い流れに取り込まれてしまった自分としてはかなりビックリ。

以下ちょっとネタバレありです。
新海さんの作品だと思いこんでみると、テンポの速さや違和感は少しあったかな。
秒速と同じく映像美は相変わらずなのだが、ちょっとキャラとストーリーがその静かな
美しさに比べてちょっとはっちゃけすぎかな。

秒速では、キャラの動きも心情の描写も背景も淡い感じで心が溶け込んでいく感じが
あったけど、今回は少しキャラが立ちすぎて淡い背景とミスマッチの感はあった。

しかもストーリーが前半の男女入れ替わりの楽しい展開から、まさかの隕石話からのシリアス展開。
ここはかなりビックリ。良かった事前に情報シャットアウトしておいて。
なおかつここからタイムリープへ飛ぶとは、これもまたビックリ。

けど何よりも秒速ファンとしては、お互いがお互いを正面から見て結ばれる？
ところが一番だったかな。
ラストまた秒速のようにすれ違いで淡く終わってしまうのかと思っていたから。

バイト先輩の奥寺さんとの再開で、奥寺さんが既婚者になっているのを見たときは、
これは2人は出会えないかなと感じていたので。

最後あのまますれ違って終わっても、それはそれで新海さんだなと思うけど、
あそこで2人が出会えたのは、秒速で感じたこうなって欲しかったという思いを
やっと実現できたねってホッとしたし、嬉しかった。
あのラストは秒速へのオマージュにもなっているんだろうな。

タイムリープとしてはちょっとごちゃごちゃしていた気がするのだが、
三葉もみんなも助かったし、うまく収めたなという感じ。

カルデラの上で一瞬だけ瀧と三葉がお互いを認識して出会うシーンは、
あの花のラストで、メンマがみんなと会えたシーンを思い出してしまった。

けど、こんなに大ヒットしたのは何でだろう。
実際映画館でも、まわりを見渡すと老若男女問わずって感じだったけど。
メディアで取り上げられて、雪だるま式に膨らんでいったのかな。
逆に、君の名はを見てから秒速を見るとどう感じるだろう。
フランス映画のような、あの秒速のラストをどう感じるだろう。

とにかくあの映像美を大スクリーンで見れたのは本当に良かった。
満足しました。